営業職に向き不向きはある?向いていなかった場合の対策も解説

転職

「営業職に就いたもののなかなか成績が上がらない」

「そもそも自分は営業に向いているのかな?」

「転職も考えた方がいいんだろうか?」

あなたは今こんな風に悩んでいませんか?

今回は、自分自身が営業職に向いているのか疑問に思っている人に対して

  • 営業職には、どんな人が向いていてどんな人が向いていないのか?
  • 向き不向きを把握した上でとるべき対処法

以上の2点について解説します。

自分は営業に向いていないと悩む人は多い

営業という仕事は確かに大変な仕事です。

ノルマに対するストレスやクレーム処理、お客様からの急な呼び出しなどフラストレーションがたまることも多いです。

自分は営業職に向かないのではないかと悩んでいる人は案外多いものです。

ヤフー知恵袋をのぞいてみると、以下のようなコメントが多数見られました。

「営業に向いておらず、日々辞めたい気持ちばかりが募っています。
営業し始めて約半年、自分の仕事の出来なさ、営業という職種への不向き加減に我ながらうんざりしています。」

「営業に向いてなさすぎて心に余裕がなくなってきました。どうやったら自信を付けられますか?」

「保険営業に向いてないのでしょうか?
お客さんの家に営業に行くこと、連絡をすることが仕事なのに、最近そのこと自体が迷惑をかけているのではないかと考えてしまいます。」

「新卒1年目です(IT営業職女性) 会社に行くのが辛いです。毎日泣いてます。
こんなメンタルで営業職向いてないんですかね…」

「営業職に就いていますが、お客様に『向いてない』と言われました。
営業職として『石の上にも三年』と続けるか『向いてないものを極めるより、向いてるものにさっさと職を変えた方がいい』のか迷っています。」

などなど…

営業職に向き不向きは確かにあります。

ではどんな人が営業職に向いているのでしょうか?

営業に向いている人の特徴

営業に向いている人の特徴は以下の5点です。

  • コミュニケーション力が高い
  • ポジティブ
  • 行動力がある
  • 人を喜ばせることが好き
  • 謙虚

順に説明します。

コミュニケーション力が高い

コミュニケーション力とは、自分の考えを相手に伝えたり、逆に相手の考えを理解する能力のことです。

ただ自分の考えを伝えるだけではコミュニケーション力が高いとはいえません。

自分が何を伝えたいのか、また相手が何を伝えたいのか常に意識できる人はコミュニケーション力が高いといえます。

コミュニケーション力が高ければ、相手の悩みや課題を見つけて適切な解決策を伝えることができます。

結果、顧客との間に良好な人間関係を構築できて営業成績が上がります。

ポジティブ

ポジティブな人は、断られても「営業は断られるのが仕事」と割り切れます。

次はどうすればうまくいくかなど、気持ちの切り替えが早い人は営業に向いています。

行動力がある

行動力がある人は、営業職に最も適しているといえます。

営業は、売上を上げて会社に利益をもたらすことがミッションです。

売上を上げるためにはまず行動することが大事です。

行動の質を考えることも必要ですが、行動量はそれ以上に大切です。

また失敗を恐れて行動に移すことが遅い人もNGです。

考えてから動くのではなく、動きながら考える」くらいの積極性が必要です。

人を喜ばせることが好き

人を喜ばせることが好きな人は、常に相手のことを考えています。

自分が良ければそれでいいのではなく、相手が喜ぶことにやりがいを感じられる人です。

人の役に立つことで、結果的に自分に返ってくると考えられる人は営業の適性が高いといえます。

謙虚

謙虚な人は営業職に向いています。

一見明るく、セールストークが冴えている人が営業に向いていると思われがちですが、口先だけで信頼度が低い営業マンも少なくありません。

コツコツ顧客ファーストを重視して、地道に真面目に営業活動をして成功している人は多いです。

営業に向いていない人の特徴

営業職に向いていない人の特徴は以下の5点です。

  • 人と接することが苦手
  • 断られることが嫌
  • 競争することが不得手
  • 数字に弱い
  • 指示されたことしかできない

それぞれ解説します。

人と接することが苦手

人付き合いが得意でなかったり、人と話すことが苦手な人は営業職に向いているとはいえません。

営業マンは、顧客とコミュニケーションをとって信頼関係を築くことが求められるからです。

知らない人に会うのはイヤだという人は、ストレスがたまってしまうでしょう。

断られることが嫌

「営業は断られてなんぼ」という気持ちが必要です。

断られても「よし!次に行こう」と切り替えられる人が適しています。

断られることを嫌がる人、いつまでも引きずってしまう人は不向きです。

競争することが不得手

営業は数字との戦いであり、どうしても競争の世界で仕事を続けていく必要があります。

競争することが不得手であったり、まわりの目が気になりすぎる人は向いていません。

数字に弱い

営業は年次・月次・日次と細かく目標設定を行い、その目標に対して行動します。

毎月の利益計算や売り上げ目標、契約件数など必ず数字で結果が求められます。

そのため、数字に弱い人は営業の適性がないといえるでしょう。

指示されたことしかできない

指示されたことしかできない指示待ち族の人には、営業は向いていません。

顧客に対して、どうやれば商品やサービスを理解してもらえるか、またそれがいかに必要であるかを提案することを、常に考えて行動しなければなりません。

自分から積極的に考えて行動できない人は不向きです。

自分が営業職に不向きと自覚したときはどう行動するべきか?

もしも、あなたが営業職には不向きだと感じたときにはどうするべきなのでしょうか?

営業職に不向きだと感じた人が次にとるべき行動を説明します。

まずは今の仕事をもう少しだけ続けてみよう

営業に不向きな人でも、続けることにより成績を上げていくことができます。

なぜなら、向き不向きは後天的に変えられるからです。

今は向いていないと思っていても、営業を毎日やっているうちに自分流の営業のノウハウが身につくこともあるのです。

全面的に営業に向いていると思っている人だけが成績を残しているわけではありません。

営業職に不向きな点をたくさん持っている人でも、良い成績を残しているケースも多いのです。

では、具体的にどうしたら営業に不向きな人でもうまく行くのでしょうか?

  • うまくいっている人の真似をする
  • 考え方を変えてみる
  • 営業を続けていくことによるメリットを思い浮かべる

それぞれ説明します。

うまくいっている人の真似をする

良い成績を残している先輩や上司の一挙手一投足を物まねするくらい、じっくり観察して良いところをパクりましょう。

できれば、その先輩や上司に同行を依頼して、商談あるいはその後の打ち合わせ、アフターフォローまでをじっくり観察してください。

そして、その際に気付いたことを必ずあなたのメモ帳が字で真っ黒になるまでメモしてください。

考え方を変えてみる

考え方を変えてみることも時には大切です。

営業職は、野球に例えれば先発ピッチャーです。

 少々点を取られても、5〜6回までを3失点くらいまでに抑えればOKと考えましょう。

本来、営業は少しくらい失敗しても挽回ができる仕事です。

先発ピッチャーも0点で抑えるに越したことはないですが、2点や3点取られても試合に勝てばOKなのです。

少々失敗しても、思うようにいかなくても大丈夫と常に考えましょう。

営業を続けていくことによるメリットを思い浮かべる

営業を続けていくことによるメリットは次の4点です。

人脈が広がる

営業を続けていくと、知らないうちにびっくりするくらいの人脈を築くことができます。

それは、すなわちあなたの財産となります。

人脈が広がり、多くの人と知り合えることによって、さまざまな発想や異業種・他業界の新鮮な情報に触れることができます。

結果、視野が広くなりビジネスチャンスを得やすくなります。

コミュニケーション力、ビジネスマナーが身につく

営業を続けていくと、自然にコミュニケーション力、ビジネスマナーが身につきます。

営業で身につけたこれらの能力は、将来どんな職種に異動しても役立ちます。

プレッシャーに強くなる

営業を続けていくことによって、断られても断られてもめげないメンタルが身につき、プレッシャーにも強くなります。

高収入を得やすい

営業職はノルマを設定されることが多い一方、インセンティブが得られることも多いため、他の仕事よりも高収入になるケースが多いです。

それでも営業職を続けていくことができないときの対処法

どうやってもノルマによるストレスに耐えられない、

コミュニケーションに対する苦手意識が治らない。

このように、どうしても自分には営業は無理だと思ったら、営業職以外の仕事に挑戦してみるのもいいでしょう。

営業職がどうしても続けられないときの対処法は次の2点です。

  • 職場内での異動の相談、申請をしてみる
  • 転職を考える

順に説明します。

会社内での異動の相談、申請をしてみる

職場の上司に正直に相談して、他のセクションに異動できないか希望を出してみましょう。

異動の申請をしても希望がかなえられるとは限りません。

ただ、異動ができないとしても、自分の今の状況を上司に報告、相談することは必要なことです。

一人で悩まずに、話しを聞いてもらえるだけで気が楽になることもあるので、まずは相談してみましょう。

転職を考える

会社内での異動が現実的に難しい場合には、転職することを考えましょう。

「営業に向いてないから辞めたいなんて甘えなんじゃないか?」と考える人もいるかもしれません。

しかし、ストレスを抱えながら、無理をして体調をくずす前に営業を辞めることは賢明な選択肢の一つです。

「営業に向いてないから辞めるなんて甘え」と言われても気にする必要はありません。

むしろ、自分の性格や特徴にあった仕事に出会えるチャンスでもあるのです。

営業職に不向きと考えている人におすすめの職種

営業に向かないと感じているあなたにおすすめの仕事を紹介します。

事務職

事務職は、データ入力や書類の整理、ファイリングなどデスクワークが中心となる職種です。

一般事務、営業事務、経理事務、人事・総務事務など一口に事務といっても様々な仕事があります。

それぞれに、求められるスキルや業務内容は変わりますが、主にデスクワークが中心となり正確性や几帳面さが求められます。

公務員

ノルマに追われる営業職とは働き方が異なり、課題となるタスクを一つずつ正確に遂行する能力が求められます。

離職率が低いといわれる公務員は、安定性を求める人におすすめの仕事です。

製造業

製造業の工場勤務では、基本的には自分の持ち場に集中して業務に取り組みます。

そのため、営業ほど人とのコミュニケーションは必要としません。

作業スピードを上げるために創意工夫をしたり、作業のコツをつかむことで業務の効率を上げたりと、目の前のことに集中して取り組める人に向いています。

介護職

介護職は、高齢者や障害を持つ人たちの生活を支える仕事です。

身体介護や生活支援、レクレーション活動など仕事の範囲は幅が広く、社会貢献度が高くやりがいのある仕事です。

人材不足が深刻なため、求人を出している法人も多く比較的転職しやすい職種です。

まとめ

ビジネスマン

営業職に限らず、どんな仕事にも向き不向きは必ずあります。

ましてや、自分がどんな仕事に向いているかなどなかなか簡単には分かりません。

不向きだと思っていたことが、実はちょっとしたきっかけや考え方で、自分のストロングポイントになったりすることもあります。

今の営業の仕事が自分に向いていないのでは?と悩んだ場合は

  • 今の仕事を見つめなおして、もう少し続けてみる
  • 今の会社で違う仕事を経験してみる
  • 転職して新たな仕事にチャレンジする

それぞれの選択肢をもう一度よく考えてみましょう。

あわてず、あせらず、ポジティブに行動すればきっとうまくいきます。

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